前回に引き続き、代理返還制度の課題点についてお話ししたいと思います。
前回は公平性とルール化について話しましたが、今回はさらに2つのポイントに焦点を当てられればと思います。
まず、代理返還制度の運用における煩雑さです。
奨学金の返済は、まとまった金額であることが多く、その返済方法によって運用の複雑さが異なります。
例えば、一括返済であれば振り込み一回で終了ですが、勤務中に分割して返済する場合、その運用はより複雑になります。
また、代理返還制度を利用する従業員ごとに返済状況を管理する必要があり、これが運用の煩雑さに繋がります。
個々の従業員がどの程度返済を進めているのかを把握し、管理する必要があるためです。
次回、費用対効果についても詳しくお話ししたいと思います。
本日もありがとうございました。